楽天AirMapは、2017年8月23日より、ドローンメーカーおよびアプリ開発者を対象としたUTM(無人航空機管制)システムのプラットフォームを提供開始した。
2017年3月に楽天とAirMapの合弁企業として設立して以降、今回が初めての日本におけるサービス提供であり、注目が集まっている。
楽天AirMapのプラットフォームは、APIを介し、ドローンメーカーやアプリ開発者へと提供する。これにより、ドローンのフライトの安全性確保に必要となる、飛行禁止や制限エリアなどの規制情報の取得やフライトプランの作成、フライト中のアラートの受信、フライトログの生成などの機能を効率的に追加することが可能になる。
このようなプラットフォームの提供を通じたドローンメーカーやアプリ開発者への支援によって、既存の地上局システムへの新機能の組み込みや関連アプリの制作を促進し、新たなサービスの開発が加速することが期待される。
プラットフォームの提供先は、今後、空域管理者およびドローン操縦者にも広げていく予定だという。楽天AirMapは、「ドローンの空域管理ソリューションの提供を通じて、安全かつ円滑なドローン飛行の実現、さらに日本のドローン業界の発展へと貢献することを目指していく」と述べている。