一般社団法人日本ドローンコンソーシアムは2017年8月1日、国土交通省航空局から無人航空機の講習団体を管理する「管理団体」として認定を受けたと発表した。同団体は2012年の発足当初からドローン操縦士の養成に取り組んでいる。また、公認スクール制度を採り入れて、企業が運営するスクールに共通のカリキュラムとテキストを供給し、公認スクールの指導員、講師に対しても認定制度を取り入れるなどの活動により、どのスクールでも一定以上の品質の教育を受けられる体制を作っている。

 現在、公認スクールを日本全国11カ所に展開しているが、どのスクールでも一定以上の品質の教育を受けられるだけでなく、それぞれのスクールに専門分野があるのも特徴だ。空撮、測量、土木建築点検、防災など、特定分野を專門とする即戦力の操縦士養成にも力を入れている。

JDC公認ドローン技能スクール一覧(11校/順不同)
本部校一般社団日本ドローンコンソーシアム公認技能検定スクール
宮城校高野建設株式会社(丸森ドローンスクール)
千葉校スカイプライア株式会社
群馬校有限会社タイプエス
東京校NECネッツエスアイ株式会社(NECネッツエスアイ ドローンスクール)
新潟校金井度量衡株式会社(KANAI DRONE SCHOOL)
愛知校三信建材工業株式会社(中部ドローンアカデミー)
京都校株式会社WorldLink&Company(SkyLink Japan)
大阪校株式会社モー・チェ(運営:株式会社E・C・R)
広島校株式会社モー・チェ(一般社団日本ドローンコンソーシアム公認ドローンスクール西日本広島校)
福岡校株式会社モー・チェ

 日本ドローンコンソーシアムは、今後も共通カリキュラムを常に見直しながら、より質の高い教育を提供するとともに、産業界がドローン操縦士にどのような技能を求めるのかを把握して、カリキュラムに反映させるなどして、教育全体のレベルアップを目指すとしている。