民生用ドローンと空撮テクノロジーで世界をリードするDJIは、7月31日から8月6日まで行われる、ロボットコンテスト「ROBOMASTER 2017」の決勝ラウンドを配信プラットフォームTwitch」で独占ライブ配信することを公表した。

「ROBOMASTER 2017」は、年次で開催されているロボットコンテスト。ロボットの設計・開発を学ぶ学生エンジニアが世界中から参加し、チーム単位で競い合う。数年前から中国で始まり、現在ではアメリカ、イギリス、ドイツ、アジアなど世界各国のチームが参加している。革新的なエンジニア技術だけでなく、錯綜する試合展開や手に汗握るアクションによってエンターテイメント性を提供する、誰もが楽しめるロボットコンテストとして、世界から注目を集めている。

2017年大会決勝ラウンドは、7月31日(木)から8月6日(日)まで、中国のシリコンバレー・深セン最大のスポーツアリーナ「shenzhen Bay Studium」 で開催される。200を超えるチームが参加し、その中から32チームが決勝に進んでいる。

各チームは、Hero(ヒーロー)、Infantry(インファントリー)、 Engineer(エンジニア)、Drone(ドローン)、Base(ベース)と役割の異なる5種のロボットで、一試合七分間で対戦する。様々な障害物が設置されたバトルフィールド上で、各チームは陣地から敵のロボットを攻撃する。各ロボットにはセンサーが搭載され、1ヒットごとにHP(ヘルスポイント)が減点する。HPがなくなると、そのロボットは動けなくなる。最終的に、対戦相手のBaseロボットのHPを全てなくすか、BaseロボットのHPが高いチームが勝利する。

「ROBOMASTER 2017」では、今回初めての試みとして、決勝ラウンドのTwitchでのライブ配信を行う。Twichとは、1日の視聴者数が1000万人を超え、業界をリードする配信プラットフォームである。毎月200万人を超えるゲームクリエイターたちが、ゲームや広告・アートなど様々なコンテンツ配信を行っている。

DJIのシニアブランドマネージャー、Cinzia Palumboは、今回の配信について「ROBOMASTER 2017をTwitch でライブ配信することで、ロボット工学がいかに私たちの生活にいかに影響を与え、そして変革をもたらすのか、世界中の人々が感じることができます。」と述べている。一方、Twichのパートナーシップマネージャー、Zachary Diaz氏は、「Twichは、ROBOMASTER 2017が持つクリエイティビティと対戦型のコンテンツの両要素への親和性の高いコミュニティです」と述べており、相互に協力的な姿勢を示している。