スカイマティクスは、福島県郡山市の「ドローン活用高品質化モデル事業」に、同社のクラウド型農薬散布サービス「はかせ」とクラウド型葉色解析サービス「いろは」を用いた実証実験事業が採択されたと発表した。

本実証実験は、ドローンを活用した果樹病害虫防除の省力化および水稲の高品質化における有用性の検証を目的としている。具体的には、高性能農薬散布ドローン「はかせ」によるワイン用ブドウへの薬剤散布の実施とその有用性の検証、および、自律飛行型葉色解析ドローン「いろは」による水稲の葉色の定期的な撮影を通じた生育状態のモニタリングと食味(食べたときの味)との相関の検証を行う。

スカイマティクスは、本実証実験を通じて、高品質・高効率な農作業に資するドローン活用サービスの向上に郡山市と共同で取り組んでいくとしている。

スカイマティクスは、産業用リモートセンシングサービスの開発・提供を事業内容として、三菱商事と日立製作所の出資で2016年10月に設立された。「あらゆる産業の課題をリモートセンシングで解決する」ことを目標に、ドローンを活用したソリューションなどを提供している。