ソフトバンク コマース&サービスは2017年2月10日、ドローン飛行支援サービス「SORAPASS」の販売を始めると発表した。SORAPASSは、一般社団法人日本UAS産業振興協議会、ブルーイノベーション、ゼンリンが共同で開発、運営しているサービス。飛行禁止区域や危険な区域を地図に重ねて表示するなどのサービスを提供している。

 ソフトバンク コマース&サービスは購入希望者からの注文と代金を受け取ったら、SORAPASSをブルーイノベーションに通知し、ブルーイノベーションは購入者にシリアルナンバーを発行する。購入者はシリアルナンバーを入力することで、SORAPASSの利用を始められる。

サービス提供の流れ

 SORAPASSには提供する機能の数が異なる3種類のプランがある。1つ目は無償プラン。このプランでは、飛行禁止、危険区域などを地図に重ねて表示する機能や、操縦者の飛行経験などの技能情報を管理する機能、国土交通省等に飛行申請を出す際に必要となるドローンの機体番号を管理する機能を利用できる。

 2つ目はライトプラン。利用価格は1年間で5万9760円(税別:以下同様)。無償プランの全機能に加えて、気象情報を提供するサービス、飛行計画策定に役立つ2次元の地図を提供する機能を利用できる。加えて、飛行申請書と、飛行後の報告書の作成を容易にするツールを1カ月に1回利用できる。

 3つ目はスタンダードプラン。利用価格は1年間で23万7600円。ライトプランの全機能が利用でき、飛行申請書、報告書作成ツールを1カ月に20回まで利用できる。

 以上のプランに加えて、飛行許可申請を行政書士に依頼する「飛行申請代行サービス」も提供する。利用価格は1回当たり15万円。