InterDrone2016が米国ラスベガスで現地時間9月7日(水)〜9日(金)で開催された。世界各国から参加者が集い、今年度は4000名が参加。ドローンのハードウェア企業、ソフトウェア会社、ドローンを利用したサービスを展開する企業などが155社以上が展示を行った。

InterDrone2016 ラスベガス、パリスホテルで開催
世界各国から参加

Parrotは開発者用キットであるS.L.A.M.dunkを発表。自動運転、障害物回避、屋内利用のための高度なアプリケーションを備えている。現時点で発売日や価格は未定である。

Parrot S.L.A.M.dunk

日本の産業用ドローンメーカーであるPRODRONEが、2本のロボットアームをもつ直接作業型大型ドローン「PD6B-AW-ARM」を参考展示。高所など人間が近づけない場所において、ドローン自体が直接作業が行うことを想定しているようだ。展示ブースでは、海での遭難を想定して救命胴衣をロボット・アームで投下するイメージビデオが紹介されていた。

ProDroneブース

Yuneecは小型のカメラ付きドローンを発表。
重量は370g、飛行時間は12分。中国のドローンメーカーZeroTechが発売するDobbyなどマイクロサイズのドローンが今後増えてきている。

Breeze4K

Xcraft社がスマートフォンを内蔵するドローンPhoneDrone ETHOS を展示。なお、担当者曰く、防水仕様ではないとのこと。あくまでコンセプトモデルである。

PhoneDrone ETHOS

9月8日(木)の基調講演では、3Dロボティクスのクリス・アンダーソン氏(CEO)が登壇。同氏はドローンはモバイル・クラウド端末としてリアルタイム通信を行えるフェーズに来ていると表現していた。
3Dロボティクスは、ドローン向けシェアオープンソースプラットフォームを作ることを目的とした団体「ドローンコード」の主要メンバーである。現在、ドローンコードはさまざまなアプリケーションとの統合を目指しクラウド分野に開発領域を広げているそうだ。

3DR クリスアンダーソン氏