2024年7月19日、Honda(以下、ホンダ)は、ロボット芝刈機/草刈機「Miimo(ミーモ)」シリーズの改良モデルとして「Miimo HRM2500 Live」「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM4000 Live」を発売した。
メーカー希望小売価格(税込)は、Miimo HRM2500 Liveが56万8,150円、Grass Miimo HRM4000 Liveは67万8,700円。販売計画台数は500台(年間、国内合計)。
ミーモは、あらかじめ作業エリアを識別するための信号を発するエリアワイヤーで指定した範囲の芝刈/草刈作業を、設定したプログラムに従って自動で行う電動ロボット芝刈機/草刈機で、公園などの公共施設や幼稚園、学校、企業などで導入されている。
Miimo HRM2500 LiveとGrass Miimo HRM4000 Liveは、従来モデルのロボット芝刈機「Miimo HRM520」とロボット草刈機「Grass Miimo HRM3000」の性能と操作性を向上させたモデルとなる。
従来モデルの刈取性能や走破性をそのまま引き継いだほか、新モデルではエリアワイヤーを識別する信号を1種類から4種類に増やし、隣接する複数の作業エリアを識別できるようになった。これにより、これまで2台以上のミーモ・グラスミーモを同時に使用する際に発生していた刈り残しがなくなり、より広範囲の芝刈り・草刈りを実行できる。
また、従来はグラスミーモのみに採用していた遠隔操作・監視機能を、新モデルではミーモにも標準搭載。専用アプリ「Mii-monitor(ミーモニター)」をスマートフォンやタブレット端末などにインストールすることで、ミーモ・グラスミーモ本体と通信ができ、リアルタイムで作業状況の確認や作業指示、さまざまな設定変更が可能となる。さらに、芝の養生などを目的として侵入頻度を下げる場所を設定する「スマートアイランドゾーン設定」や、天気データと連動して作業スケジュールを自動変更する「スマートタイマー設定」といった機能も新たに搭載した。
【主要諸元】
名称/機種名 | Miimo/ HRM2500 Live | Grass Miimo/ HRM4000 Live |
型式 | MCNF | MCPF |
寸法・重量 | ||
全長×全幅×全高(mm) | 655×535×270 | 690×555×300 |
ホイールベース(mm) | 300 | 326 |
ホイール径(mm) | 200 | 250 |
全装備重量(kg) | 11.8 | 14.5 |
草刈性能 | ||
作業最大エリア(m²)※ | 3,000 | 4,000 |
刈高さ調整(mm) | 20–60(手動無段階) | 20–60(電動5mm刻み) |
刈幅(mm) | 220 | 250 |
最大登坂能力(°) | 25 | |
ブレードタイプ〈刃数〉 | フリー刃(3枚) | |
ブレード回転数 [定格](rpm) | 2200/2500 | 2100 |
モーター | ||
モータータイプ | 3相DCブラシレス | |
バッテリー | ||
タイプ | リチウムイオン | |
電圧(V) | 21.6 | |
容量(mAh) | 3800 | 5700 |
ACアダプター | ||
入力電圧 [定格] V(AC) | 100 | |
電気出力(V/A) | 40.0/3.25 |
※ 数値はホンダ調べ。起伏など条件によって最大作業エリアは異なる。
▼ ホンダ ロボット草刈機/芝刈機
https://www.honda.co.jp/robot-mower/